税務調査当日における調査の流れ及び調査官からの質問項目の真意について解説します
(2026年1月6日作成)
結論
・税務調査には決まった流れと決まった質問項目が存在します。
・質問項目にはそれぞれ真意があります。
以下で解説します。
税務調査には決まった流れがあります
税務調査当日の流れは以下です。
・午前中の前半が税務調査官からの質問です
・午前中の後半が帳簿の確認の開始です。
・この時点で弊所は事前自主申告書をした旨を伝え、控えを提示するケースが多いです。
・お昼休憩が1時間あります。
・午後が帳簿の確認の続きで、15時頃に終わります。
基本的にはこの流れで進められます。しかしながら弊所が主として受任する事前自主申告を伴う案件の税務調査は午前中で終了するケースも多いです。
税務調査には決まった質問項目とその真意があります
・納税者の出生からの勤務時代までの経歴
・納税者の独立開業の経緯及び時期
・納税者の独立開業後の売上請求先との取引契約内容
・納税者の従業員
・納税者の家族構成
・納税者の居所や事業所や家賃について
・売上の請求方法について
・売上金の現金受取りについて
・売上金が入金される銀行口座について
・プライベート生活費の銀行口座や家族の銀行口座について
・日々の帳簿の作成及び申告書の作成について
順番に分析します。
納税者の出生からの勤務時代までの経歴
「質問」
出身地や学生時代をどのように過ごされどこに就職されましたか?
「真意」
まずは納税者が働いて収入を得るまでの流れについてチェックしています。
納税者の独立開業の経緯及び時期
「質問」
なぜ独立開業されようと思ったのですか?独立開業されたのは何年何月でしょうか?
「真意」
給与所得者として働きながら副業収入を得ていた時期はないかなどをチェックしています。
納税者の独立開業後の売上請求先との取引契約内容
「質問」
売上請求先との業務委託契約書があれば見せていただけますか?
「真意」
雇用契約が混在しておらず業務委託であるかどうかをチェックしています。
納税者の従業員
「質問」
従業員はいますか?
「真意」
従業員がいるか、架空給与ではないか。給与を外注費としていないかをチェックしています。
納税者の家族構成
「質問」
ご家族の人数は何人ですか?働かれている人は何人ですか?
「真意」
家族への給与支払いがあればそれが適正か?また生活費を推計しようとチェックしています。
納税者の居所や事業所や家賃について
「質問」
居所は持ち家でしょうか賃貸でしょうか?事業所は自宅兼事務所でしょうか?
「真意」
納税者の所得と持ち家の価格や住宅ローンとの関係性、経費の家事按分割合などをチェックしています。
売上の請求方法について
「質問」
売上の請求書は作成されていますか?
「真意」
納税者が売上金を認識していたこと念押しして、後で言い逃れできないようにチェックしています。
売上金の現金受取りについて
「質問」
売上金の現金受取はありますか?
「真意」
現金受取分の売上除外について、後で言い逃れできないようにチェックしています。
売上金が入金される銀行口座について
「質問」
売上金が入金される銀行口座を教えてください。
「真意」
納税者が売上金の金額を正確に認識できる状態であったことを念押しして、後で言い逃れできないようにチェックしています。
プライベート生活費の銀行口座や家族の銀行口座について
「質問」
事業には無関係のプライベート生活費の銀行口座、家族の口座を知っていれば教えてください。
「真意」
プライベート用の口座や家族口座へ売上金の入金が存在しないかチェックしています。
日々の帳簿の作成及び申告書の作成について
「質問」
日々の帳簿の作成や申告書はどのように作成されていますか?
「真意」
納税者が帳簿や申告書の作成の必要性を認識していたことを念押しして、後で言い逃れできないようにチェックしています。
まとめ
税務調査官からの質問の真意は後で言い逃れさせないためのものが多いです。
Youtube動画もご参考ください
この記事の監修者

- 税務調査専門税理士
-
プロフィール
近畿税理士会上京支部
登録番号128205
税務調査案件を全国対応している税理士
事前自主申告による税負担の軽減に全力を尽くしている
これまで多くの税務調査案件を早期解決に導いてきた
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